シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社から経営者と株主が一心同体になって企業価値を高めるETFが誕生しました。
「投資家経営者一心同体ETF」
銘柄コード:2082
上場日:2023年9月7日
このETFが設定された背景をご説明します。
企業は、多くのステークホルダーから成り立っています。その代表的な経営陣(経営者)と株主(所有者)との企業価値や成長の方向性に違いがあり対立も目立っていました。また、短期的な利益思考だけでなく長期的な視点が必要であるとの課題があります。
出典:シンプレクスホームページより
この課題に対する一つの解決策が経営陣に対する中長期インセンティブですが、わが国ではまだまだ少ないと指摘されています 。我が国の状況において、当ファンドは経営陣が株式を相当程度保有し、投資家と経営者がいわば“一心同体”として中長期的な企業価値の拡大が行われることを期待し投資を行います。ただし、それらはオーナー企業に限らず、経営陣の保有株式が相当程度保有すればいわゆるオーナー企業の状態とは程遠い場合であっても、日本の遅れた中長期インセンティブの現状からすれば十分に魅力的な投資対象であると考え、ユニバースを形成します。出典:シンプレクスホームページより
投資家経営者一心同体ETFの概要
◆日本の金融商品取引所に上場する株式に投資されます。
◆投資にあたっては、取締役会構成員、およびその親族、資産管理会社等の議決権保有割合の合計が相当程度ある企業のなかから、利益水準や有価証券報告書およびその他の開示情報、取引所における流動性等を当社独自の観点から総合的に勘案し、投資銘柄を選定されます。
◆信託報酬は0.9%とやや高く感じるかもしれませんが、アクティブファンドでは比較的安価ではないでしょうか。
◆分配金があり税金がその都度とられますが、再投資に回すことをお勧めします。
◆取締役会構成員、およびその親族、資産管理会社等の議決権保有割合の合計が相当程度ある企業の経営陣は自身の任期にとらわれることなく、加えて、経営陣が自社の株式を保有することで、投資家と経営者の利害が一致した企業経営が実行されることが期待することができます。
◆このファンドは、投資銘柄が、経営陣が株主目線に立ち、より中長期の企業価値拡大を目指した経営を行うことから生まれる収益機会に注目した戦略をとります。
◆ベンチマークを上回る収益の確保を図る運用ではなく、中長期の投資信託の成長を目指した運用であるため、ベンチマークを採用されません。
アクティブETF投資に際しての留意点
◆このETFはアクティブETFです。従来のETFとは異なり、連動対象となる指数が存在しない商品です。
◆ファンドにおける積極運用の結果、基準価額がベンチマークや相場全体の変動からでは説明できない動きをする場合があります。
◆管理会社等により日々開示されるポートフォリオ情報は、前日の基準価額算出の基礎となった情報でしかなく、当該情報から算出さ
れる一口当たり推定純資産額(インディカティブNAV)については、ETFの適正価格に常に一致するというわけではありません。
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