子供の将来のために学資保険
を検討されている方もいるのではないでしょうか?
すでに学資保険を契約されている方もいるのではないでしょうか?
でも本当に学資保険がよいのかな?
なんとなく学資保険に加入したという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日は学資保険のデメリットを紹介したいと思います。
1.中途解約すると元本割れするリスクがある。
2.満期まで契約を続けるなどの時間的な拘束時間(無駄な時間)がある。
3.学資保険を運用している保険会社も投資商品で運用しており2重の手数料が発生している。
4.インフレになった時に予定された額が入ってきても想定していた学資費用に足りない。
5.予想外の税金が発生する可能性がある。
6.まとめ
1.中途解約すると元本割れするリスクがある。
・学資保険の種類にもよりますがほとんどの商品が満期を迎えるまでに解約をすると元本割れになります。また途中解約で元本割れをしなくても予想していた利回りを下回ることになることが多いです。
2.満期まで契約を続けるなどの時間的な拘束時間(無駄な時間)がある。
・満期まで長期間かけても利回りは108%前後ではないでしょうか?たとえば、A社の学資保険を例にあげると、「保険料払込期間10年の場合で契約者30歳男性、お子さま(被保険者)0歳、保険期間:22歳満期、年間支払額約183,000 / 10年(回)、保険料を約183万円を運用して受け取れる金額が約200万円となります。投資信託などの商品を183万円で月15,250円(✕12ヶ月✕10年=183万円)を年利8%(108%)で運用した場合は、10年で2,789,927円になります。もちろん元本割れのリスクがもありますが売却のタイミングも自由です。22年間の拘束時間がどれだけもったいないか一度ご検討ください。
3.学資保険を運用している保険会社も投資商品で運用しており2重の手数料が発生している。
・保険会社の報酬は皆様から保険料を運用するため等の手数料となります。保険会社は皆様の保険料から運用商品を購入し運用しています。そこでも手数料が発生しています。その手数料はもちろん皆様の保険料の手数料に上乗せされています。そうなると学資保険の利回りが低いのは仕方がありません。
4. インフレになった時に予定された額が入ってきても想定していた学資費用に足りない。
・2023年現在は世界的に物価が上がってきています。デフレに苦しんだ日本の物価も上がっています。仮にこのままのペースで物価高騰が進んだ場合は、10年、20年の間に物価が2倍ってことにもなるかもしれません。そうなれば保険金の価値は、将来的に実質半分になるリスクがあるので注意が必要です。
5.予想外の税金が発生する可能性がある。
・満期金がある保険では、支払った保険料よりも受け取る満期金の額が多額になる場合や満期金の受取人が契約者と同一の場合には所得税が、異なる場合には贈与税の支払いが発生する可能性があります。
・まとめ
・これらのデメリットも考えて学資保険の契約をお勧めしますが、それなら自分でバランスをとった運用をした方がベストだとの考えにいきつく方がほとんどだと思います。今後はつみたてNISAなども拡充されていることから各保険会社の学資保険の契約率や利回りは縮小傾向になると予想されます。
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