目次
1.4%ルールって
2.どのようなものに投資をしたらよい?
3.インデックスファンドの取り崩し方
4.20代、30代の方の4%ルールのお勧めの活用法
1.4%ルールって
◆「4%ルール」は、1998年に米トリニティ大学で発表された資産運用に関する研究内容です。
毎年、投資元本の4%未満を切り崩し残りの投資資金を運用し続けます。これを30年以上継続しても資産が残っているいる可能性が高いだけでなく、投資元本が増加している可能性もあります。また世界では物価が上昇傾向にあります。そのため投資元本のリターンから物価の上昇率を差し引いて計算する必要があります。
要は投資で得られる利益の範囲内で生活を続ければ、半永久的に資産が目減りすることなく生活ができるという考え方です。
2.どのようなものに投資をしたらよい?
◆ 米トリニティ大学で発表された資産運用に関する研究内容では株式50%、債券50%で毎年4%ずつ取り崩すと35年後に資産が残っている可能性が96%、40年後には86%というデーターがでています。
私がお薦めする投資商品は以下のインデックスファンドです。
● eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
つみたてNISAでも投資ができるメリットがあります”!!
詳しく知りたい方は
⇨ 全世界株?米国株?どちらのインデックスファンドを選択したらよいか!?
3.インデックスファンドの取り崩し方
◆取り崩し方は定率と定額があります。
投資期間 | 投資元本 | ①定率法 | ②定額法 |
---|---|---|---|
1年目 | 2,000万円 | 80万円 | 80万円 |
2年目 | 1,920万円 | 76万円 | 80万円 |
3年目 | 2,040万円 | 81万円 | 80万円 |
4年目 | 2,080万円 | 83万円 | 80万円 |
①定率法は毎年の投資元本に4%を掛けた額を毎年取り崩します。
②定額法は1年目の投資元本に4%を掛けた額を毎年取り崩します。
4.20代、30代の方の4%ルールのお勧めの活用法
まずは
①100万円を頑張って貯めましょう。現金やインデックスファンドで毎月積み立てても良いです。
②100万円でも4%ルールを活用すると毎年4万円を取り崩すことができます。これを毎年自由に使う。
③株価が10%、20%下がる時は必ずあるため、その年は取り崩すのを控えましょう。余裕がある方はここで値下がりした分の10万円(10%)、20万円(20%)を追加で投資にあてましょう。時間を味方にすることで株価等は高い確率で価格が戻り、戻るだけでなくさらに上昇する可能性があるからです。そうすることで元本は減ることなく増え続ける可能性が高いです。
④老後資金で積み立て投資等をされている方は別で積み立てましょう。
このようにちょっとした活用で、毎年の誕生日や記念日や旅行に行くときなどに自由なお金を手に入れることができます。他の法則やルールもそうですが、老後資金やFIRE(早期リタイヤ)以外の視点で考えると楽しみながら投資を継続できます。
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