投資信託の隠れコスト!!絶対に理解した方がよい!!

最近は積み立てNISAなどでインデックスファンドを定期購入されている方が多いと思います。

ただ手数料がややこしくわからない人もいるのではないでしょうか?

今回の記事を読んでいただくことで投資信託にかかる手数料を理解することができます。



目的

1.投資信託の手数料の種類は?

2.手数料はどこに支払っているの?

3.どこを見たら各手数料を確認できるの?

 



1.投資信託の種類は?

 

投資信託の手数料は全部で4種類あります。

◆購入時手数料:購入時に支払う手数料です。購入時のみなので支払うのは1回のみです。無料の場合はノーロードともいますので覚えておきましょう。


◆信託財産留保額:投資信託を解約する際に支払う手数料です。ただ購入時手数料のように販売会社の収益とならず、換金時に換金代金から差し引かれ、投資信託に残す財産のことをいいます


◆信託報酬:運用期間中に支払い続ける手数料です。


◆その他の費用・手数料:監査法人に支払われるファンドの監査費用、有価証券等の売買時に取引した証券会社等に支払われる手数料有価証券等を海外で保管する場合の海外の保管機関に支払われる費用、その他信託事務の処理にかかる諸費用等のことです。ただ、これらの費用・手数料については、売買条件等により異なるため、あらかじめ金額または上限額等は決められていません。




2.手数料はどこに支払っているの?


◆購入時手数料:楽天証券やマネックスやSBI証券などの商品を販売する会社に支払われます。


◆信託財産留保額:販売会社などの手数料(収益)とはならず、投資信託(株や債権など)の売却時の手数料を売却額から差し引かれ、投資信託に残す財産のことをいいます。具体的に説明すると、私達も株を売却する時は手数料や損が発生することがあると思います。その費用を投資信託を保有している人で負担するのではなく解約する人に負担してもらうシステムになっています。


購入時手数料や信託財産保留額が無料になっている商品も増えています。 


◆信託報酬についてはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を例に説明します。


配分(税抜き・年率)
ファンドの純資産総額に応じて 信託報酬(税込み) 信託報酬(税抜き) ①委託会社 ②販売会社 ③受託会社
500億円未満の部分 0.09372% 0.0852% 0.0326% 0.0326% 0.0200%

①委託会社とは、実際に投資信託を運営する会社となります。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJ国際投信株式会社となります。

②販売会社とは、私達が購入する楽天証券やマネックスやSBI証券などです。

③受託会社とは、ファンドの運用資産を保管する信託会社です。


①~③の合計額に消費税をかけた金額が信託報酬となります。




3.どこを見たら各手数料を確認できるの?

 

◆目論見書の「ファンドの費用」で確認をすることができます。


◆目論見書に書かれていない「その他の費用・手数料」は、運用報告書の「費用の明細」で確認することができます。


目論見書は投資信託の説明書で、運用報告書は決算期ごとの運用結果表


各販売会社のサイトで手数料が記載されていますが間違わないように気をつけましょう。


ご参考までにダイヤモンドオンラインの以下のサイトでご確認ください。


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