残価設定型住宅ローンは・・・
1.残価設定型住宅ローンとは?
2.残価設定型住宅ローンのメリットは?
3.どこの金融機関で取り扱いがあるの?
4.残価設定型住宅ローンの活用方法
1.残価設定型住宅ローンとは?
既存の住宅ローンは一定の期間の支払いを契約し返済していきます。残価設定型住宅ローンは、指定した期間がたつと、ローンの残高で住宅を売却できるローンです。皆様もどこかで聞いたことがあると思います。そう!!すでに「マイカーローン」で存在している形態のローンです。銀行の住宅ローンの競争が激化しているため各銀行が商品開発に取り組んでいます。
ローン残高で売却し住宅ローンがゼロ
一定数の方は、居住環境が変化し約半数の方が住み替えをされています。購入前に住み替えまで考えている方は少ないと思いますので、経験者の統計は重要です。
住み替えでは、持ち家派が減少しており、借家派はより借家の比率が増加しています。将来的な人口減による価格低下や家族構成や生活スタイルを重視した生活をする方が増加しているとも言えます。残価設定型住宅ローンの検討の余地はあるのではないでしょうか?
引用元:住生活総合調査(国土交通省)
引用元:住生活総合調査(国土交通省)
◆住み替える際に新たな頭金等に資金が必要です。
◆インフレ等で住宅価格が高騰している際の恩恵が受けられません。
◆住み替えの際の住宅ローンなどが年齢等で審査が通らない可能性があります。
◆通常の住宅ローンより金利が高い設定をしている銀行が多いです。
住宅もローンも長期計画や
ビジョンが重要
年齢が上がるにつれ都心部以外で生活をしたいと希望する方が増加する傾向にあります。先のことはわからないよと言われる方も多数いらっしゃると思いますが、大きな買い物ですし、「子どもたちが巣立った時」、「夫婦での生活」、「一人になった時」なども考えて「生活の場所」や「ローンの種類」を考える必要があると思います。
3.どこの金融機関で取り扱いがあるの?
◆三菱UFJ銀行(メガバンク初)
◆新生銀行(住宅ローンといえば新生)
◆日本住宅ローン株式会社(『積水ハウス』 、『大和ハウス工業』 、『住友林業』 、『セキスイハイム』に幅広いサービスを提供している)
シミュレーションしてみよう
こちらは住宅ローンの金利の推移ですが、金利は下落傾向にありましたが、ここ数年はインフレの影響もあり上昇傾向にあります。日銀の政策変更の日も近づいてきていると思われますので、購入前には、住宅ローンの金利にも注意を払いましょう。
4.残価設定型住宅ローンの活用方法
最後にのんびりの残価設定型住宅ローンの活用方法ですが、通常の住宅購入と同じように都心部、駅近く等の資産性が高い住宅で利用するのがお勧めです。資産性が高い住宅は残価設定の額も大きく月々の負担も安価になる可能性が高いからです。また通勤や買い物など日常生活面でもメリットがあります。子どもたちが成長し定年後は売却しのんびりと田舎で生活するのも良いし、資産性がさらに高まっている住宅で済み続けて財産を子どもたちに残すのもよいと考えます。
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