新興国投資の時代到来か?〜ベトナム編〜

新興国への投資のチャンスです!!

直近の経済の覇権国は米国。GAFAが先導したと言っても過言ではないでしょう。ただ覇権国はオランダ、イギリス、米国、日本と歴史的に循環しているので新興国にもチャンスがあるのではないかと考えています。

そこで新興国シリーズ第二弾としてベトナム!!

今回は、新興国への投資はチャンスなのか?ベトナムの魅力についてわかる内容となっております。今後も他の新興国の情報も順次お知らせしていく予定です。

のんびりの記事は長すぎず短すぎずのんびりとご覧いただける内容・量となっております。



✓ この記事でわかること

✓ 先進国の未来

✓ ベトナムの現在と未来

✓ ベトナムの魅力

✓ ベトナムの投資商品

 


新興国投資 〜ベトナム編〜

1.先進国の状況は?

2.ベトナムの状況は?

3.ベトナムの魅力は?

4.ベトナムの投資商品は?

 



1.先進国の状況は?

 

 IMFから金融不安で先進国を中心に成長が減速するとの見通しがでるなど、世界経済の成長率が低下するリスクがあります。コロナウイルス感染症対策での金融緩和やロシアウクライナ戦争などで急激なインフレが生じているのが主な要因です。各国の中央銀行は、金融引締を行うことで物価の安定に努めていますが、そのペースが早すぎて金融危機が生じるなど実体経済への影響がでています。

IMF見通し


高齢化と生産年齢人口減少


米国以外の人口は、減少か微増な状況です。人口の減少は消費や生産性など経済に大きな影響を与えるので、米国以外は低成長ではなくマイナス成長が続く可能性もあります。


主要先進国の人口推計人口

(出典)United Nations, World Population Prospects 2015 revision


経済成長に重要なのが生産年齢人口です。生産年齢人口とは、生産活動に就いている中核の労働力となるような年齢の人口で OECDは15~64歳の人口と定義をしています。2050年には、主要先進国のすべてが減少し、60歳以上の人口が増加する傾向にあります。少子高齢化が進むことで経済に影響が生じる可能性が高いです。



主要先進国の年齢構成比率


先進国年齢別

(出典)United Nations, World Population Prospects 2015 revision



人口減少と経済の関係

 

◆労働人口と生産性

 ➠人口が多い国や地域は、多くの労働力を有しています。これにより、多くの人が生産活動に従事できるため、生産性が向上する可能性があります。生産性が高いと、労働者一人当たりの生産物が増え、経済成長が促進されるとされています。


◆消費市場の拡大

 ➠人口が増加すると、消費市場が拡大します。需要の増加により、企業は商品やサービスをより多く売ることができ、売上高や利益が増加する可能性があります。これにより、経済成長が促進されることがあります。


◆労働力供給と需要

 ➠人口が減少すると、労働力供給が減少する可能性があります。労働力の減少は、企業の生産能力や労働市場の活性化に影響を与えることがあります。また、高齢化に伴い、年金や医療などの社会保障負担が増加するため、財政的な課題が生じる可能性もあります。


◆人的資本の形成

 ➠人口が増加すると、人的資本の形成が期待されます。人的資本とは、人々の教育・健康・技能などの能力や資本を指します。高い人的資本を持つ国や地域は、技術革新やイノベーションを促進し、経済成長を牽引することができるとされています。



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2.ベトナムの状況は?

 

ベトナムの人口推移は2050年頃まで上昇傾向にありベトナム経済の成長を支えると考えます。経済発展とともに出生率が死亡率を上回っているのも人口増の要因で今後さらなる増加が予測されています。


ベトナムの人口予測ベトナム人口

(出所):世界の人口ピラミッド(1950~2100年)


ベトナムの生産年齢人口は、2023年で約68%、2050年頃になっても約65%と高く経済成長が長期的に見込めます。ベトナム政府は雇用創出に力を入れているのでベトナムの未来が楽しみです。


2023年ベトナムの人口構成

2023年ベトナム人口

2050年ベトナムの人口構成


2050年ベトナム人口推移

(出所):世界の人口ピラミッド(1950~2100年)



足をすくわれる先進国


現在のベトナムは、先進国や新興国の中国やインドと比べると大きな経済格差がありますが、確実に差を縮めてくると考えています。ベトナムはコロナウイルス感染症による影響を受けましたが、経済成長が著しい国の1つとして注目されています。安定した政治環境、人口の若返り、外国からの直接投資の増加などの要因により、成長を遂げておりそれらは今後も継続されると考えます。経済協力開発機構(OECD)の発表によると2023年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想では、東南アジア諸国で最も高い+6.4%と予測されており、日本からも1,900社以上の企業が進出し2021年の日本の投資件数は331で約36億5,000万㌦に至っています。



2022年GDPランキング


ベトナム名目GDP推移

ベトナムGDP

(出所):グローバルノート




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3.ベトナムの魅力

 

◆スタートアップ企業続伸

2021年のベトナムスタートアップへの投資は165件(前年比57.1%増)、14億4,200万ドル(3.2倍)。過去の大型投資があった2019年の126件、8億7,400万ドルも上回り、件数・金額とも過去最高となっています。新たなユニコーン企業も誕生しております。SNSやオンラインゲームなどを展開する「VNG」、電子決済大手の「ベトナム・ペイメント・ソリューションズ(VNPAY)」、電子決済を手掛ける「モモ(MoMo)」、人気ブロックチェーンゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」です。今後も新たなユニコーン企業の誕生に期待しています。


◆教育

オンライン教育が進んでおり小学3年生から英語教育およびコンピューター教育が行われています。都市部と農村部で教育格差はありますが、政府は格差改善に向けて取り組んでいます。「Edupia (エデュピア)」は2018年に設立し、オンライン英語学習プラットフォームを展開しておりASEANを中心に約500万人が利用し、うち約100万人が有料ユーザーを確保するまで成長しました。「eJoy」は2019年に設立し、マルチチャネル英語学習プラットフォームを展開しています。国内外で約1,500万人が利用し、1カ月のアクティブユーザー数は約50万人まで成長しました。他にも優秀な教育関連の企業が育っているので優秀な人材が増えてくると考えます。


◆自動車産業

1 人あたり GDP が 3,000 ドルから 5,000 ドルの範囲に成長すると、自働車の普及率が急拡大する傾向にあります。2022年のベトナムの 1 人あたり 名目GDP は 4,087 ドル(IMF統計)であり今後も自動車産業は成長していくと思われます。ベトナム国産車メーカー「ビンファスト」「チュオンハイ自動車」などが有名で電気自動車(EV)などの製造も行っています。


◆貿易産業

 ベトナムは、中国、インド、東南アジア諸国との境界に位置し、これらの市場との貿易において重要な拠点となっています。アジア太平洋地域全体との自由貿易協定(RCEP)のメンバーでもあり、国際的な貿易における重要な役割を果たしています。


◆エネルギー産業

ベトナムは石油、天然ガス、石炭、水力などの豊富な天然資源を持っています。国内のエネルギー需要が高まっており、電力、石油、天然ガスの生産・供給に関連する産業も成長しています。再生可能エネルギーの開発にも力を入れており、風力発電や太陽光発電などの分野が成長しています。


◆農業

米やコーヒー、海産物、果物などの農産物の生産が盛んです。特に、米の生産は重要な産業であり、ベトナムは世界有数の米の輸出国です。世界の人口増加やロシアウクライナ戦争などの要因による食糧危機・価格高騰が続くようならベトナムの存在感は高まるでしょう。


◆世界の工場

グローバル企業は米中摩擦や台湾有事リスク等により、世界の工場の中国からアセアン諸国やインドに生産拠点を移転する傾向が続いています。ベトナムは政治が安定しており外国からの直接投資を奨励し、社会発展策にも力を入れているため移転先の一つとなっています。最近では米国のアップル社がiPadの生産を、中国以外の国としては初めてベトナムでも開始すると報じたのは記憶に新しいのではないでしょうか。


ベトナムと中国の比較


経済成長の影



◆地域ごとに経済的な発展度に差があります。北部の都市部や南部の都市部は経済成長が進み、産業やサービスセクターが発展しています。一方で、中部や山岳地帯、農村地域では経済的な発展が遅れており、貧困率が高い傾向にあります。


◆教育の質やアクセスにおいても格差が存在します。都市部では教育機会が充実しており、高等教育の機会や専門技術の獲得が比較的容易です。一方、農村地域や貧困層の家庭では教育にアクセスする機会が限られており、教育格差が生じています。また、年齢が上がるにつれ都市部と農村部での教育格差は広がる傾向があります。


◆ベトナムには多くの民族が存在しますが、その中でもキン族(ベト族)が最も大きな民族集団を占めています。他の少数民族や民族的マイノリティは、文化的な差異や地理的な位置によって不平等な扱いを受けることがあります。これには、教育や雇用の機会の制約、社会的な差別、文化的な偏見などが含まれます。


◆男女の間にもジェンダーに基づく差別が存在します。女性が男性よりも低い教育レベルや職業機会に制約を受けることがあります。また、家庭内での性別役割の固定観念や家族内暴力といった問題も存在します。


◆ベトナム社会では、所得格差や社会的地位に基づく差別も見られます。富裕層やエリート層が特権を享受し、一方で貧困層や労働者階級が経済的・社会的な不平等を経験しています。特に都市部と農村部の間には経済的な差が存在し、都市部の住民がより多くの機会にアクセスできる傾向があります。


上記の問題は、社会や経済の発展に伴って変化していますが、まだ解消されていない課題となっています。ベトナム政府は社会的な包摂や貧困削減の取り組みを行っており、教育や福祉制度の改善、地域開発の促進などに取り組んでいますが、インドと同じで10年単位の時間を要すると考えます。



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4.ベトナムの投資商品は?

 

 国内1商品、海外1商品を紹介します。


ベトナム成長株インカムファンド(国内投資信託)

 ➠楽天証券、SBI証券など27の証券会社で購入ができます。

 ➠信託報酬1.881%と高めですが十分な成長が期待できます。

 ➠分配は年4回(2月20日、5月20日、8月20日および11月20日。)分配金は再投資をお勧め。

 ➠実質的に、ベトナムの取引所に上場する株式、ベトナムの取引所に準ずる市場において取引されている株式ならびに世界各国、地域の取引所に上場するベトナム関連企業の株式に投資されます。ベトナム関連企業とはベトナムで営業を行う、もしくはベトナム経済の動向から影響を受けるビジネスを行う企業をいいます。また、取得時にはベトナムでの事業規模が小さくても将来拡大する見込みのある企業も含みます。原則として、為替ヘッジは行われません。

 ➠組入上位銘柄は、ベトナムで信頼性の高い商業銀行1位の「ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)」、ベトナムを拠点とする石油とガスの統合事業を行う「ペトロベトナム・ガス(Petrovietnam Gas Joint Stock Corp)」、テクノロジー、テレコミュニケーション、投資と教育などの企業が合併、買収により拡大・成長してきた「エフ・ピー・ティー(FPT Corp)」などから構成されています。ベトナムの人口・経済成長の恩恵を受けている成長企業の詰め合わせセットが購入できるお得な商品です。

ベトナム投資信託

出所:楽天証券ホームページより


➠ 投資信託を購入するなら楽天証券がお勧め


VNM / ヴァンエック・ベトナムETF (NYSE Arca)


 ➠楽天証券、SBI証券、マネックス証券などの証券会社で購入ができます。

 ➠経費率は0.6%で投資を継続できます。

 ➠分配は0.92%/年です。 

 ➠ヴァンエック・ベクトル・ベトナムETF(VanEck Vectors Vietnam ETF)は、マーケット・ベクトル・ベトナムインデックスへの連動を投資目的としており、ベトナムの人口・経済成長の恩恵を受けている成長企業の詰め合わせセットが購入できるお得な商品です。上位組柄銘柄は、ベトナムで住宅不動産事業等を行う「ヴィンホームズ(Vinhomes JSC)」、住宅用不動産の投資と運営、リゾート関連、自動車等の事業を行う「ビングループグループ(Vingroup JSC)」、食品加工事業等を行う「ベトナム・デアリ・プロダクツ(Vietnam Dairy Products JSC)」などで構成されています。通貨リスクがありますので注意が必要です。


VNMチャート

出所:楽天証券ホームページより


米国株やベトナムのETF(米国株)を

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ベトナムの状況や魅力をお伝えしてきましたが、正直まだまだ伝えきれていないと思います。それだけベトナムの将来性には期待が持てると考えています。皆様のなかで少しでも興味を持たれましたらぜひ投資をしてみてください。投資信託なら100円から購入ができます。




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