住宅ローンの繰り上げ返済はするな

マイホーム立国の我が日本。

ほとんどの方が住宅ローンを組んで支払いをされていると思います。

借金は早く返済した方が良いと慌てて繰り上げ返済をしている方はいらっしゃいませんか?

私も知識がなく過去に繰り上げ返済を4回してしまい結果的に大損をしてしまいました。

今回は、住宅ローンの繰り上げ返済をしない理由や資産の有効活用の方法が学べる記事となっております。

のんびりの記事は長すぎず短すぎずのんびりとご覧いただける内容・量となっております。



✓この記事でわかることこ

✓ 住宅ローンのメリット

✓ 資産の有効な活用方法

✓ 将来のイベントの備え

✓ 団体信用生命保険 

✓ 住宅ローン以外の金利

 



目次

1.繰り上げ返済のメリット

2.住宅ローンのメリット

3.まとめ

 




1.繰り上げ返済のメリット




繰り上げ返済のメリット

 ➠ 繰り上げ返済を続けることで、返済期間を短縮し、総支払い額を減らすことができます。

 ➠ 住宅ローンの利息負担は返済期間が長いほど増えます。繰り上げ返済を行うと元本が減るため、利息負担も軽減されます。

 ➠  繰り上げ返済により元本が減ると、月々の返済額が減少し自由に使える資金の確保ができます。

 ➠  ローンの残債が減少し、返済負担が軽減されることで将来的な金銭的な不安や負担から解放され、心理的な安心感を得ることができます。



上記のような理由があるのに
なぜお勧めしないのか?




2.住宅ローンのメリット



コストが安い

住宅ローンは諸経費が高くてコストが高いと思われがちですが、それは間違いです。


住宅ローンコスト

住宅が売れると家具、家電製品、銀行、不動産などたくさんの業界で消費が生まれます。そのため国は住宅ローン控除で支援することで景気を支えています。

SBI銀行では上記条件なら月に約2,520円の負担で、団体信用生命保険+がん、脳卒中、心筋梗塞で所定の状態になった場合は、住宅ローンの残金がゼロになります。3,000万円の残金は毎年減ってはいきますが、月約2,520円で保証されるこの保険制度は規格外です。皆様が加入されている生命保険でこの額での保障はありえません。


住宅ローンメリット


住宅ローン


キャッシュは投資に回す

頭金はなるべく入れず手元のキャッシュを増やすようにしましょう。長期金利は今後上がる可能性がありますが、短期金利が上がるのはまだ先になると考えています。変動金利が0.5%で35年間ローンを組んだ際の利息は約240万円です。仮に頭金を住宅ローンに入れず毎月5万円を利回り5%で35年間運用すると35年後に約5,617万円(元本2,100万円、増えたお金3,517万円)になります。新NISAなら元本1,800万円までは非課税で投資ができます。


住宅ローン投資

出典:SBI銀行ホームページより




 


米国のS&Pの過去平均の運用利回りで勘案すると年率5%で運用できる可能性は高いと考えます。私は2003年から長期投資を継続していますが、知識が不十分だったこともあり繰上げ返済に当てた資金の利益を得ることができませんでした。これから住宅ローンを考えている方は、頭金を投資にあてることをご検討ください。


米国S&P500の過去の平均運用利回り

➡ 過去10年間の平均運用利回り

   2011-2020年:13.6%

➡ 過去20年間の平均運用利回り

   2001-2020年:7.5%

➡ 過去50年間の平均運用利回り

   1971-2020年:10.8%

➡ 過去100年間の平均運用利回り

   1921-2020年:9.8%


将来の資金は確保する

住宅を購入されてから、「自動車購入」「お子様の教育資金」「リフォーム」「生活資金」でローンをするかもとお考えの方は、住宅ローンを組む際に頭金はいれずキャッシュの確保をお勧めします。なぜなら住宅ローン以外の金利は高く、生涯的な負担が重くなるからです。また、キャッシュを確保することで不足の事態にも余裕をもって対処ができ精神的にも安定した状態で生活をすることができます。


他のローン



3.まとめ



✅ 住宅ローンは繰り上げ返済をしない
✅ 住宅ローンのコストよりメリットの方が大きい
✅ 住宅ローンには頭金を入れない
✅ 手元の資金は投資に回す
✅ 将来必要なイベントに資金を残す


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