ご結婚された方や新生活を開始する方で住宅購入を検討されている方は多数いらっしゃるのではないでしょうか?
ほとんどの方は住宅ローンで購入されると思いますが、銀行でどのぐらい住宅ローンを組めるのかわからない方も多いのではないでしょうか?
意外と給与や貯金しか銀行を利用していない方も多いと思います。
そこで今回の記事は、銀行からの借入額や借入時の年収要件などがわかる内容となっております。
のんびりの記事は長すぎず短すぎずのんびりとご覧いただける内容・量となっております。
✓ 住宅ローンが利用できる年齢
✓ 年収での借入額
✓ 住宅ローンの借入れ条件
✓ お勧めの借り入れ額
✓ 住宅ローンの利用状況
✓ 個人がするべきこと
1.住宅ローンは何歳から借りられる?
2.住宅ローンの借入額の目安?
3.どのぐらいの年収で購入してる?
4.まとめ
借入時の年齢は、法律上は18歳から可能です。もちろん、就職もしていない、資産もない、収入もない方は住宅ローンの審査に落ちます。借入時の年齢上限は、70歳までと借入機関によって変わります。住宅金融支援機構のフラット35では完済時年齢が80歳ですので、45歳が上限となります。 ただし、一般的には年齢が上がるにつれ住宅ローンの審査は厳しくなるでしょう。
では、住宅購入をされた方が住宅ローンを何歳から借入れているか確認してみましょう。

出典:2021年フラット35利用者調査より
2021年で平均は41.5歳で、30歳代で住宅ローンを組んでいる方が多い状況となっています。50歳以上での借入れや借入れの平均年齢が上がっているのには不安を感じます。近年の物価高騰、賃金上昇率、晩婚化など日本の問題が浮き彫りになっています。
2021年の平均からみると住宅ローンの完済は76.5歳です。65歳以降に余裕をもって返済できる方がどのぐらいいらっしゃるでしょうか?自宅を売却できるから大丈夫と安易には考えないほうがよいです。資産性が高い住宅は例外ですが、それ以外の住宅は退職後や老後生活までには住宅ローンの完済をしておいた方がよいと考えます。
年収別の借入額
一般的な借入額はフラット35を目安に考えた方が良いと考えています。
以下に年収別の借入額をまとめてみました。
年収が700万円だから6,398万円借りようと安易に考えると痛い目にあいますので注意をしましょう。借入額(物件購入)は自分の身の丈にあった金額(物件)にすることをお勧めします。
返済比率
住宅ローンの審査においては「返済比率」という条件があります。これは住宅ローンの返済額が年収に対しての支払い基準で審査をする目安となります。
計算式は
「返済比率(%)=年間返済額÷年収×100」
となります。
金融機関によって異なりますが、住宅ローン返済比率は30~40%程度が上限となります。

ここで注意が必要なのは、カードローン、自動車ローン、リボ払い、スマホの分割払いなどの支払い額も月返済額に追加されます。

こうなると住宅ローンの審査に落ちる可能性が高いです。また、返済比率が35%超えると審査が落ちる方が増加します。
個人的には、返済比率は20%~25%程度に抑えることをお勧めします。なぜなら住宅の維持費、子供の教育費、人を運ぶただの鉄の塊(自動車)の購入など生活をしていると自然にそれなりの出費がでてくるからです。
ちなみに駅まで徒歩1分などの物件なら返済比率を35-40%にしてもよいでしょう。条件で変わるのも不動産の魅力ですね。
借入額の目安がわかったところで、周りの人がどのぐらいの年収で住宅ローンを購入されているか気になる方も多いと思います。
以下(出典:2021年フラット35利用者調査より)は、2021年にフラット35を利用された方の世帯年収の割合です。
恐ろしいことに平均年収がほとんど上がっていません。経済成長(賃金上昇等)のために日本銀行は頑張りましたが、しがらみだらけの日本政府では現状が全てです。経済成長を進めるには民間だけでは限界があるので年収を増やすために個人の努力や工夫は必須です。個人的には、個々のスキル向上や転職および副業を積極的にすることをお勧めします。
購入物件の種類を見るともう少し面白い事がわかります。
マンション利用世帯の年収の半数以上が600万円以上となっています。最近のタワマンブームやマンション価格の上昇が背景にあると考えます。私が住む京都市でも一部地域のマンション価格が10年前に購入した価格より1,000万円以上は上昇しています。
今後も「インフレ」「円安」「投資」でマンション価格は上昇する可能性がありますが、震度7以上の地震が1回でもくると流れが変わるかもしれません。この話しをすると長くなるので別の記事でお伝えしたいと思います。
✅ 住宅ローンの借入れは18歳以上から
✅ 住宅ローン完済は、退職後や老後生活までにする
✅ 返済比率は20%~25%程度に抑える
✅ 優良物件は返済比率が35%でもよい
✅ 賃金上昇をあてにしてローンを組まない
✅ スキル向上・転職・副業で収入を上げる
✅ タワマンは震度7以上で・・・
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